京つけもの西利

五月〈皐月〉

立夏【りっか】

5月6日頃

野山が新緑に彩られ、夏の気配が感じられる頃です。

今月の京都

若草のような芳香“宇治の新茶”

京都のお茶といえば宇治茶。静岡茶、挟山茶と並んで「日本三大銘茶」のひとつとされる宇治茶の栽培が始まったのは、鎌倉時代といわれています。
その後、京都府の南部に位置する宇治地方が地形や土質などの条件がお茶作りに適した地域であったことから、お茶の栽培が急速に拡大。その香りと奥深い味わいは将軍家にも気に入られ、政治の中心が京都から江戸へ移った後もわざわざ茶葉が取り寄せられたといいます。
5月は、その年最初の新芽を摘み取った新茶が楽しめる時期。1年で最初に収穫する作物は縁起がいいとされていたため、新茶は長寿や無病息災の願いを込めて飲まれてきました。厳しい冬の寒さを乗り越え、芽吹いた新茶には栄養素が豊富に蓄えられています。
香り高い宇治の新茶で、新緑の季節を感じてみてはいかがでしょう。

【監修】
植物遺伝学者/京都府立大学文学部教授/農学博士
佐藤 洋一郎

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