京つけもの西利

二月〈如月〉

立春【りっしゅん】

2月4日頃

二十四節気の最初の節気で、この日から暦の上では春になります。

今月の京都

節分に食べる“鰯料理”

毎年2月4日頃に迎える「立春」。冬と春の境目にあたるこの日は、かつて年の変わり目とされていました。その前日の「節分」も大切な日であり、古くから、邪気を払う行事がおこなわれてきました。節分の行事食といえば、豆や恵方巻、そして「鰯料理」です。鰯を焼く臭いと煙を鬼が嫌うとされ、京都をはじめ西日本では、魔除けとして鰯の塩焼きを食べる風習があったといいます。さらに、最近では見かけなくなりましたが、同じく魔除けとして、柊の小枝に焼いた鰯の頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」を玄関に飾る家も。鬼の目を刺す葉っぱの棘(とげ)と鰯の臭いで、鬼が家に近寄らないといわれていました。皆さんも節分には鰯を焼いて鬼を払い、より気持ち良く立春を迎えてみてはいかがでしょうか。

京の歳時記

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いまが旬の京漬物

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